自然 Nature
SPRING has come!
ラジオのニュースで桜の開花宣言が流れていました。
すっかり春が近くなってきましたね。
春!と言えば『SPRING』
『SPRING』と言えば、SALT SPRINGと言うわけで・・・
春と共にこの島の季節がやってきます。
オーガニックアイランドとして知られていまして、ヨーロッパやアメリカからも
多くの観光客が訪れます。独自の紙幣なんかもありまして、とても可愛らしい・・・
最近では、オーガニック素材を販売するお店も増えてきた日本ですが、アメリカや
カナダの基準はとても厳しいらしく、日本にはその基準をクリアーする畑がまだ
ないとか・・・って言う話をきいた事があります。
このソルトスプリングでは、土曜日にサタデーマーケットを開催していまして、オーガ
ニックの野菜やら、この辺りに移り住んだアーティストの作品が並んでいます。
そんなオシャレな島のオシャレなレストランで、朝食を食べながら海風を受けて過ごす
のも良いかもしれませんね。
井澤
クィーンシャーロットの海
実は私は海が好きじゃなくて、遊びに行くのはスキーだし、夏はハイキングだし、シーカヤックをすれば波で酔ってしまうし、スノーケリングをやっても波で酔ってしまうし、下手したら潮の匂いで酔ってしまうほど。。。
でも去年の6月、クィーンシャーロット島にいた私は確かに初めて海が好きになりました。
まだまだ出発前、サンドスピットからの夕日。
ずっとずっとボートで旅をするのは憂鬱だと思っていたけど、
島と島のあいだの海は驚くほど静かで、
霧の間を音もなくとおり抜ける。
海なのに空が写るくらい静かでなんだかとろとろの水のよう。
光が差し込むと、宝箱みたいなきれいな海草やヒトデがみえる。
極めつけは、急にぷしゅーというしぶきがあちらこちらで見える。
クジラだ!
ずっと昔、テレビのコマーシャルの歌で、
北の国のオーロラとありんこの涙と同じくらいいつかみられたらいいなというなかに
クジラのジャンプがあった。本当に見ちゃったなぁ。。
こちらから近づいてはいけないけれど、ボートがいつの間にか彼らの台所に入っているときがある。
急にボートの回りに小さなエビがぴょんぴょん跳ねる。
それを食べに来る小魚がまたぴょんぴょん跳ねる。
そっかこれを食べに来てたんだね。
食物連鎖を目の前にして、自分より10倍も大きな動物の接近に冷や汗をかいた。
感動的な夕日から、平和な海の中、そして野生の壮大さをわからせてくれたクィーンシャーロット島の海。
(株)ISM バンクーバー 四條
ホッキョクグマの親子
私たちがツアーを実施しているこの時期、
一日に平均して遠くに見えた個体を含めて15頭ほどのホッキョクグマを観察しています。
その中でも見られたら嬉しいのはやはり親子です。
ほとんどの場合、、、親子と期待していると子供が小さいように感じますが、
お母さんクマより一回りだけ小さいのがほとんどで、意外と成長しています。
12月から1月に巣穴で出産を終え、3月頃までは巣穴から出てきません。
生まれたときは500gほどと本当に小さいのですが、
お母さんクマの栄養たっぷりのミルクですくすくと育ちます。
ツアーでみるころにはもうほぼ1歳くらいになっていますし、
2歳半くらいまではお母さんと行動を共にしていますので、
もう2歳になろうかという小熊もいます。
しかしながら2歳の大きな小熊を見たら、
うん、よく生き延びたねとほめてあげて下さい。
生まれてから1年後の生存率は50%しかありません。
ホッキョクグマは一度に2頭出産することがほとんどです。
こんな風に、お母さんと1頭の小熊をみたら、
どこかで兄弟を失ってきてしまったかもしれません。
残念ながら肉食動物の頂点に立つホッキョクグマにとって、
一番の脅威はオスのクマです。
オスはメスや小熊を襲ってしまうことがあります。
その為お母さんクマはオスから離れて子育てをします。
ツアー中、突然のんびりのホッキョクグマが走り出したら、
それはオスのクマが近くにいるので、逃げているところかもしれません。
母熊がオスと戦っている姿も見られることもあります。
母は強し。。。ですね。
ISM/四條
チャーチルのほわほわ⑤
白銀の世界で真っ直ぐに歩く。
スノーシュの魅力、それは冬でなければ決して行く事の出来ない場所に立てるという事でしょう。
雪と言う真っ白な舞台に自由気ままに歩き回れる、後ろを振り向くと自分の痕跡が遠く残っているのも魅力の1つです。
経験のある方はピンとくるでしょうが、真っ白な白銀の中を真っ直ぐに歩く事の難しさを知ります。
歩いている本人は真っ直ぐに歩いているつもりが、何故か歩けていない。不思議な感覚に陥る。
普段、街中や人ごみを無意識に歩いているが周囲の環境や設備が揃っているから真っ直ぐに歩ける。
ここに来て、改めて周囲の大切さを知る。極めて基本的で簡単な『真っ直ぐ歩く』という動作。
いかに人に環境に支えられながら生きてきたのか?
スノーシュという体験を基に色々な事を教えてくれるのもカナダです。
出口 信
チャーチルのほわほわ③
チャーチルのほわほわ?④
いつもツアーでお世話になるレイジーベアーロッジの
おとなりさんに、犬ぞりのツアーをやっているお店があります。
犬ぞりで使われるエスキモードッグの子犬です。
外に子犬たちの住んでいる柵があって、きゃんきゃん、わんわん、
お互いを追い掛け回したり、かみ合ったりして、動き回ってます。
エスキモードッグは人間が大好きなので、近づくと一斉にみんな小屋から出てきます。
これもほわほわ。。。かわいいー。
成犬はまた別の場所に小屋があります。
たまに犬のえさの匂いでホッキョクグマが近づいてしまうことも。。。。
犬がホッキョクグマに食べられてしまうのでは??
大丈夫、ホッキョクグマが近づくとみんなでわんわん吠えて威嚇します。
チャーチルの町では犬をホッキョクグマよけとして使っていたくらいです。
ISM/四條
チャーチルのほわほわ②
ユーコン準州の秋色。
前回はユーコン準州のツンドラ紅葉をご紹介致しましたが
今回は、このツンドラ紅葉と同時期に見られる素材をご紹介致します。
テーマは色(カラー)です。
ツンドラ紅葉の赤。
黄葉の黄色。
山々に覆う雪の白色と澄み切った晴天の青色。
最後は、何と言ってもオーロラ!!
ユーコン準州の秋へ行って見ませんか?
今までのカナダとは少し違うカナダがきっと見つかりますよ!!
出口 信
チャーチルのほわほわ①
ホッキョクグマがたくさん集まる10月下旬から11月中旬。
チャーチルで出会えるのはホッキョクグマだけではありません。
北極キツネの赤ちゃんです。
ほわほわの毛に今すぐ捕まえて抱っこしたくなっちゃいますよね。
これは赤ちゃんですが、大人の北極キツネには白、灰色、茶色がいます。
北極キツネは主にレミング(ねずみの一種)を食べたりしていますが、
北極キツネがでてきたらホッキョクグマに出会えるチャーンス!
ホッキョクグマはすぐそこにいるかもしれません。
というのも北極キツネはホッキョクグマの周辺をうろうろうろとして、
餌のおこぼれを狙っているのです。
北極キツネはホッキョクグマに食べられないのか?という疑問がありますが、
ホッキョクグマの好物はアザラシであり、
あまり苦労せずに食べられる赤ちゃんアザラシを主に狙います。
体力を消耗して脂肪を減らしてしまっては、
また脂肪を増やす為にえさを探さなければならないからです。
すばしっこいキツネは対象外なのです。
でもたまに遊びでキツネを追いかけているホッキョクグマを見かけたりします。
もちろん本気じゃないのでキツネには追いつきませんが。。。
ISM/四條