自然 Nature
ユーコン準州の秋色。
前回はユーコン準州のツンドラ紅葉をご紹介致しましたが
今回は、このツンドラ紅葉と同時期に見られる素材をご紹介致します。
テーマは色(カラー)です。
ツンドラ紅葉の赤。
黄葉の黄色。
山々に覆う雪の白色と澄み切った晴天の青色。
最後は、何と言ってもオーロラ!!
ユーコン準州の秋へ行って見ませんか?
今までのカナダとは少し違うカナダがきっと見つかりますよ!!
出口 信
チャーチルのほわほわ①
ホッキョクグマがたくさん集まる10月下旬から11月中旬。
チャーチルで出会えるのはホッキョクグマだけではありません。
北極キツネの赤ちゃんです。
ほわほわの毛に今すぐ捕まえて抱っこしたくなっちゃいますよね。
これは赤ちゃんですが、大人の北極キツネには白、灰色、茶色がいます。
北極キツネは主にレミング(ねずみの一種)を食べたりしていますが、
北極キツネがでてきたらホッキョクグマに出会えるチャーンス!
ホッキョクグマはすぐそこにいるかもしれません。
というのも北極キツネはホッキョクグマの周辺をうろうろうろとして、
餌のおこぼれを狙っているのです。
北極キツネはホッキョクグマに食べられないのか?という疑問がありますが、
ホッキョクグマの好物はアザラシであり、
あまり苦労せずに食べられる赤ちゃんアザラシを主に狙います。
体力を消耗して脂肪を減らしてしまっては、
また脂肪を増やす為にえさを探さなければならないからです。
すばしっこいキツネは対象外なのです。
でもたまに遊びでキツネを追いかけているホッキョクグマを見かけたりします。
もちろん本気じゃないのでキツネには追いつきませんが。。。
ISM/四條
モントリオールでの休日
ローレンシャンでの駐在も開放され、モントリオールの仮事務所に配属されましたので、此れからはモントリオールから発信したいと思います。
今日は日曜日でしたので、ATWATER市場に行きました、新鮮な野菜、果物、肉類、花等が並んで居り、既にハロウイーンで使うパンプキンも売ってました。
その後にモントリオールで有名なスモークミートを1928年から創業の老舗Schwartzsdeli Steak House (www.schwartzsdeli.com )に行きましたが、矢張り人気店だけに長い列が出来てました、20分ほど待ち中に入り、此処のお勧めのスモークミートのサンドウィッチ$5.20を食べました、一応写真だけでしません。
トレンブランの紅葉をヘリで遊覧飛行
今までは水上飛行機での遊覧飛行がトレンブランでは当たり前でしたが、知人の紹介でHeli-Trembrant Inc.(www.heli-trembrant.com )のオーナーのJean-Benoitと会いました、日本の観光客の方に是非紹介して欲しいと言う主旨で、ホテルに迎えに来て貰い、トレンブランの近くにバスの駐車場が有るのですが、其処のP3に連れて行かれて其処にヘリを呼び、暫くすると真っ赤なパイロットを入れて4名乗りのヘリが到着して、直ぐに飛びました、私も水上飛行機で何度も飛んでますが、ヘリは音も静かですし、全員が窓側ですので、景色が良く見えて最高でした、揺れも殆ど無く本当にお勧めです。其の時の写真を何枚か載せますが矢張り此ればかりは実際に乗りませんと此の感動、感激は味わえないと思います。
今日のモントリオール
今日のモントリオールの様子です。ドームの上に立っている鉄塔の様なものは、今から 32年前に行われたモントリオールオリンピックの時に実際に使用された建物です。数年前までは、MLBのモントリオールエクスポスの本拠地でしたが、売却され、現在このチームはアメリカ・ワシントンナショナルズとなっています。
我らがJAPANの国旗も見つけました。
オリンピック公園を後にして、モンロワイヤル公園の展望台に行って見ました。遠くに見えるのがオリンピック公園です。見えるかな?展望台周辺の木々はまだ変化前の木が多かったですね。
一本だけ、展望台の駐車場に真黄色の広葉樹を見つけました。この山全体が、赤や黄色になるのはもうちょっと掛かりそうです。
ローレンシャン高原の紅葉
バンフの黄葉はじまっています
バンフの秋は標高が高いこともあり東のローレンシャン高原、ナイアガラ、そして西のバンクーバーよりも早く黄葉がはじまります。
秋を感じるのには日照時間が短くなって来ることや気温が下がり朝晩の冷え込みが厳しくなってくるのを体感することもありますがやはり視覚的に木々の色合いの変化は欠かせません。
そこでバンフ市内の木々、黄葉の様子をご紹介します。
これはバンフアベニュー中央分離帯に植えられているアスペンポプラの黄葉の様子。明るい黄色が秋の日差しに照らされ風に揺れる様子を見ながら中心街を歩くのはとてもいい気分♪
ユーコンクエスト
○○クエストと言っても、モンスターを倒してレベル上げ、
最後のボスを倒し、平和を取り戻すと言うゲームの事ではありません。
世界最高峰の犬ぞりレースの事を『ユーコンクエスト』と言います。
犬ぞりを操縦する人をマッシャーと呼びますが、日本人で挑戦する
冒険家も少なくありません。
ユーコンクエストは走行距離1600kmと言う果てしないレースですが、
カナダのホワイトホースでは、2泊3日で手軽にキャンプをしながら犬ぞ
りを楽しめます。
ワンポイント犬ぞりレッスン!
まずはスタートダッシュ。犬たちは無条件で猛ダッシュ。
転倒しないように、振り落とされないようにが大事。
スタートダッシュが決まったら、犬の気持ちになって考える。
引張れる力は決まっているので、犬への負担が均一になるように
協力してあげること。
坂になったらソリを降りて『走る』『ソリを押す』。
自分も辛いけど、犬を励ます声をかけてあげる『がんばれ~がんばれ~』
そして最後は、思いっきり褒めてあげましょう。
『よく頑張ったね』
ソリを引くと楽しい事が待っている・・・と言う事を犬に教えてあげましょう。
犬に何かを期待される存在になる事が上達への第一歩ですね。
この人、次に何をするんだろう・・・ワクワク・・・ワクワク
犬とたわむれる2泊3日間って言うのも良いですよね!
井澤
ツンドラ紅葉。
カナダの紅葉と言えば東部のローレンシャン、モントリオール、ケベックを想像される方も多いと思いますが、今回はユーコン準州の紅葉をお知らせします。
この写真はテュームストーン準州立公園で見れるツンドラ紅葉です。
ツンドラ????昔、昔、理科の授業で習った事のある単語です。
ここは永久凍土が広がる一帯で大きな樹木は、この厳しい自然現象ゆえに根が育たず、苔やベリー系の膝下までの草木が赤く紅葉するシーンが季節限定で楽しむ事が出来ます。
晴天の時にはご覧のような澄みきった青い空、何万年前に氷河が削った切り立った山々に覆う雪、紅葉の赤、黄葉の黄色と色彩(カラー)で楽しませてくれます。
カナダも捨てたもんじゃないでしょ!! こんな素晴らしい自然がまだまだあるんですよ。。。
出口 信
人間とホッキョクグマの共存
ホッキョクグマが人口よりも集まってしまう町チャーチル。
野生のホッキョクグマを観察するツアーでは大きなタイヤのバギーに乗ります。
たとえ大きいクマで体長3m、体重750kgもあったとしても
辿り着けない安全なバギーです。
しかしながらこのホッキョクグマがうろうろしているのは
チャーチルの町から目と鼻の先です。
ホッキョクグマは犬の嗅覚の10倍、さらにとても賢い動物です。
人間が出す匂いなんてあっという間にかぎつけてしまいます。
チャーチルはそんなホッキョクグマと共存する為に、
このホッキョクグマがたくさんいるこの時期、
ポーラーベアーアラートという24時間体制の政府のパトロールの機関があります。
「ここからはホッキョクグマの地域です。」
こんな看板も見られます。
町にホッキョクグマが現れることもしばしばあります。
そんなときはポーラーベアーアラートの職員が威嚇射撃をして
近寄ってはいけない地域だとクマに知らせます。
もし何度も何度も町に来てしまうようなクマがいれば、
麻酔でクマを眠らせて、ヘリコプターで遠くへと運んだりもします。
ホッキョクグマと共存する町チャーチルにはさまざまな工夫があります。
この数年でホッキョクグマが人間に危害を与えたという事故は報告されていません。
昨年のシロクマツアーには地球温暖化に興味がある方が多数ご参加されました。
地球温暖化が進み、氷が張るのが遅くなり、アザラシの狩りをする期間が短くなってしまったら、ホッキョクグマはどんどん体重を減らし、種の存続の危機を迎えます。体重が少ないメスは出産ができないのです。
地球温暖化の象徴でもあるホッキョクグマを間近でみることによって、より一層環境問題の意識が高まるのは確かです。
またホッキョクグマと共存する珍しい町チャーチルから学ぶことがたくさんあります。
ISM/四條