自然 Nature
チャーチルって...
ホッキョクグマとの出会い
マニトバ州の州都ウィニペグから北へ約900km。チャーチルという小さな町があります。
道路は続いていないので、鉄道か飛行機でしかアクセスできない、信号も自動販売機もファーストフードのお店もないこの町を「僻地」と呼んでいいのでしょう。人間にとったら。
でもあのホッキョクグマが集まる場所としたら、「都会」といった方が正しいかもしれません。
ホッキョクグマはロシア、アラスカ沿岸、グリーンランド、デンマーク、ノルウェー、カナダの北極点の周辺に生存しています。野生のホッキョクグマをみるのは人間にとってとても難しいのです。
それなのに氷の上でもない、北極圏でもないこの町にホッキョクグマが集まってくる。それも人間の生活圏のすぐそばまで。そんな「特殊」な町チャーチル。
ホッキョクグマがこのチャーチルに集まるのには理由があります。
チャーチルはハドソン湾に面した町です。地形的条件が重なって、ハドソン湾でも一番氷が早く集まってきます。ホッキョクグマの主食であるアザラシの狩りにより早く出かける出発地点として最もいい土地であるのです。
まだかまだかと氷が固まるのを待っているホッキョクグマたち、
チャーチルで何をしているって、、、、
のんびりしてます。
時にはオス同士でじゃれあいながらレスリングをしたり、キツネをおっかけて遊んだり、氷が固まっているかを確かめようとして海に落っこちたり。
動物園では決して見ることのできない豊かな表情が目の前で見ることができるのです。
こんな風に観察用のバギーに近づいてくることもあります。
そんなときにはこんなに息のかかりそうな位置にくることも!
ちょっと血走った白目、おおきな犬みたいな黒い鼻、ふーふー言いながら変な生き物人間を観察しにきました。
遠くで見えているときは「わーすごい」とか「かわいいー」とかいろんなことが言えるのに、ここまで近づくと人間って声が出せなくなります。
かわいいような怖いような、野生に出会ってしまった感動に、一瞬のアイコンタクトに何も言えなくなります。
帰ってからも、この目が合ったホッキョクグマが、厚い氷の上で、アザラシを追いかけてのっしのっしと歩いていると思うと、簡単に日常からトリップしてしまいます。
ISM/四條
カナダ東部紅葉がいよいよ
カナダの紅葉シーズンがいよいよ始まります。今年は早いかもとは言われておりますが、全体的にはまだまだと言った感じです。
画像は今日のモントリオール市内の様子です。ご覧頂けます様にまだまだ葉は青く、部分的に染まっているものもありますが、市内のほとんどはまだ紅葉化していません。
弊社では今後、自社のネットワークを生かして、モントリオール、ローレンシャン高原、ケベック市内などの紅葉情報をアップして行きたいと思っています。