あの美しいペイト湖を過ぎると、一気に標高を下げながら走行します。
93号線上で一番きつい峠を越えたことになります。
これから2番目に高い峠越えをするわけです。
水鳥湖の向こうの山は『ケフレン山』ですが、被写体にはもってこいですね。
標高が下がってきているので、山が更に高く感じます。
昔、標高が下がったことを忘れ、ロッキーで全然高くない山を1番にしてしまったと言う
お話も残るのが、この近辺なんですよ。
今回は通常ツアーでは行けないミスタイヤ渓谷を紹介しますね。
綺麗な渓谷なんですが、とにかく距離の長いコロンビア大氷原ツアーでは
余り立ち寄れない場所です。
ミスタイヤとは先住民族の言葉で灰色熊を意味しています。
この辺りにたくさん生息していたんですって!
渓谷を覗き込んでみた・・・・・。凄い水量。
これ雪の解け水や、氷河の解け水です。とっても冷たいですよ。
ミスタイヤ渓谷を抜けると、サスカチュワン・リバー・クロッシングというところを通過します。
この近辺では、バンフ国立公園内で1番高い山を見ることが出来ます。
遠近感の関係で高く見えないんですが、ちょっと雲が掛かっている山が見えますよね。
あそこだけ標高が高いので、雲で隠れていることが多いんですよ。
フォーブス山といい、2619mもあります。2618mだったかな?(笑)。
アスペンポプラ並木を通り過ぎると、右手に物凄い断崖絶壁が見えてきます。
夏の写真だとイメージが湧かないので、わざと冬の凍った写真にしてみました。
すすり泣きの壁と呼ばれています。
サーラス山の雪の解け水などが、断崖絶壁を流れているのですが、冬は凍りつきます。
夏はそのサラサラと流れている水が、『壁がすすり泣いている』ように見えるということで
WEEPING WALLと名前がつきました。
一筋の涙のような滝が、薄っすらと凍り、その上を流れる水が繰り返し凍っていきます。
ろうそくを作る原理に似ていますね。そしてこのような巨大な氷の滝と返信するのです。
ここはアイス・クライミングの場所としても非常に有名です。
そうこうしているうちに、本日の目的地『BIG HILL』に到着です!
左側の山がすすり泣きの壁がある『サーラス山』です。宇宙戦艦ヤマトに形が似ています。
この山の別名を軍艦山とも呼んでいます。かっちょいいでしょ。
でもちょうどヤマトの部分が良く分かる先端が切れているので、分かり難いか!
だってぇ、写真じゃ収まりきらないんだもん・・・・・。
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