ユーコン準州・北緯 68 度の北極圏内に位置するこの村は、古くからカリブーの
季節移動の通り道として知られてきました。ユーコンからアラスカへと抜ける910㎞
のポーキュパイン川をカリブーが渡るシーンを見ることが出来る数少ない場所です。
ポーキュパイン群と呼ばれるカリブーの群れは全体で 15~18 万頭とも言われカナ
ダに存在する 5 つの大群の 1 つです。この村に暮らしているのは先住民のヴァン
タット・グウィッチン族です。彼らは現在もカリブーを主な食料として日常的に狩
猟しています。川を渡るカリブーの群れを(通常 10~20 頭単位)見られることも
そうですが、そのカリブーを狩猟し、食料として解体するシーンなどを目撃するこ
こてしょう。でも、それは、彼らの生活の一部であり、伝統的です。
全てを受入れた時、彼らとの距離も近づくかもしれません。
井澤