航空会社の戦略(1)日系キャリアに千載一遇のチャンス到来 (1/3)
10月31日からの冬期スケジュールの開始にともなって、羽田空港の本格的な国際化がはじまった。定期チャーター便だったソウル(金浦)、上海(虹橋)、北京、香港の各路線が定期便となったのに加えて、新規路線も次々と就航。路線・便数も多い日系航空会...
航空会社の戦略(1)日系キャリアに千載一遇のチャンス到来 (2/3)
両社とも、ホノルル線を除くすべての路線で、主要ターゲットをビジネス需要と想定している。JLの越智氏は「首都圏のビジネスが主なターゲット。次にレジャーという順番になるだろう」と語り、「近距離になればなるほど、時間を有効に使いたいビジネス客に...
航空会社の戦略(1)日系キャリアに千載一遇のチャンス到来 (3/3)
消費者も旅行会社も気になるのが羽田便の運賃設定。NHの場合は「同じ路線では、成田便と比べて羽田便の方を若干高く設定している。従来の値付けと同じ感覚でやっている」と津田氏。羽田の利便性を価値と捉え、またイールドの高いビジネス客を見込んだ運賃...
旅行会社の戦略(2)地方需要の取り込み、課題への模索続く (1/2)
各旅行会社とも羽田商品化にあたっては初めての試みの部分も多く、手探りという状態にあるのも事実だ。羽田国際線の便数がまだ限定的ななか、どれだけの需要が見込めるのか。首都圏のみならず地方の需要も含めて、羽田国際化が海外旅行市場の活性化にどれほ...
旅行会社の戦略(2)地方需要の取り込み、課題への模索続く (2/2)
パリ商品は地方でも有望、ソウル、上海は「勝ち目なし」 一方で、東京で1泊せざるを得ない状況を逆手にとって、販売店の判断で海外旅行商品にディズニーランドなど人気の東京観光を付加するケースも出てきているという。西鉄旅行の横山氏が指摘したように...
旅行会社の戦略(1)羽田便の特性をいかした商品造成に創意工夫 (1/4)
羽田国際化にあわせた旅行会社の動きも活発になってきている。主要旅行会社は8月中旬から新しい羽田の路線を利用した商品の販売を開始。成田とは異なる時間帯の便となるため、各社さまざまな工夫を組み込んだ。首都圏発着の便数が増えることは、旅行業界に...
旅行会社の戦略(1)羽田便の特性をいかした商品造成に創意工夫 (2/4)
10月31日の冬スケジュール開始にあわせて羽田発着を開始する国際線は、昼間時間帯でソウル(金浦)、上海(虹橋)、北京、香港、台北(松山)、深夜早朝帯でバンコク、シンガポール、ホノルル、サンフランシスコ、ロサンゼルス、パリ。このうち、ソウル...
旅行会社の戦略(1)羽田便の特性をいかした商品造成に創意工夫 (3/4)
さて、業界内では活気づく羽田国際化だが、肝心の予約状況はどうなのだろうか。取材時点(9月下旬)では、各社ともおおむね想定の範囲内で推移しているようだ。各社ともメディアでの露出が増えるのに呼応して、予約も増加している。特に、人気の方面はハワ...
旅行会社の戦略(1)羽田便の特性をいかした商品造成に創意工夫 (4/4)
各航空会社は羽田便についてメイン・ターゲットを首都圏のビジネス客と見込んでいる。しかし、旅行会社のなかには、一日の仕事が終わったあと深夜便を使って出張に出かける需要がどこまであるのか、疑問を呈するところも少なくない。HISの小田氏は「ビジ...