ターミナルの実力は? (1/6) スムーズな動線、遊べる空間、羽田新国際ターミナル
( 2010年10月13日 )
10月31日からの羽田空港国際化にあわせて、新国際線ターミナルが10月21日にいよいよオープンする。まずは昼間40便、深夜早朝40便の1日80便に国際線ネットワークが広がり、羽田から海外に渡航する日本人が増えるだけでなく、これまで以上に多くの外国人旅行者を迎えることになる。地上5階建て、延床面積約15万4,000平方メートル。自然光をふんだんに採り込んだターミナル内は明るく、流線型の屋根が印象的だ。外国人旅行者を意識した和テイストの商業施設、環境に配慮したエネルギーシステムなど、これまでにない意欲的なターミナルになっている。大きな特徴のひとつはバリアフリーのシンプルな動線。よりスムーズな出入国/乗り継ぎを実現するために、さまざまな工夫が採り入れられた。新しい国際線ゲートウェイとして、その一連の動線を検証するとともに、ターミナルの活用術も紹介していこう。