羽田国際化で海外旅行が変わる!レジャーでもビジネスでも、広がる旅のスタイル (2/3)

深夜発で変わるレジャースタイル

1105_la.jpg各方面の羽田商品のなかでも、成田商品大きく異なるのは深夜早朝時間帯を利用するデスティネーションだ。ホノルル、バンコク、シンガポール、パリ、サンフランシスコ、ロサンゼルスとも22時以降、深夜にかけての出発。いずれも成田便よりも遅い出発時間となるため、一日の仕事を終えたあと、そのまま海外旅行に出かけるという方法がこれまで以上に容易になる。特に金曜日の夜に出発、休日を賢く利用して海外旅行というスタイルも増えてくると期待されている。

出発時間が変われば、現地での滞在方法も変わってくる。最も特徴的なのはハワイ商品、各社とも羽田便のホノルル到着は午前10時45分から正午過ぎとなるため、朝早めの時間に到着する成田便と比べるとホテルへのチェックインがスムーズに行えるようになる。最も早い時間で12時チェックイン可能なホテルを商品化している旅行会社も多いので、到着後すぐに部屋を利用することも可能だ。

一方、帰国便については、羽田に22時以降に到着することが条件となっているため、必然的にホノルル発の時間も遅くなり、各社とも夕方発の便となる。ホノルルを午前中に出発する成田便と比較すると、最終日の滞在時間が長くなり、遊べる時間が増えることにもなるわけだ。遊びに行かず、ホテルでゆっくりと過ごしたい人向けには、各社とも15時のレイトチェックアウトが可能なホテルもそろえている。


現地早朝着で乗り継ぎの利便性がアップ

1105_sin.jpg深夜発のバンコク、シンガポール便については、現地到着が早朝になるため、有効に使える滞在時間が長い。この到着時間を利用して、各社では同日乗り継ぎ商品も販売している。例えば、バンコクからアンコールワットやプーケット、シンガポールからバリなどだ。帰国便も現地発が22時以降になるため、目的地からの乗り継ぎもスムーズ。もちろん、バンコクやシンガポールで最終日を思う存分楽しむことも可能だ。

羽田深夜発のパリ便利用商品では、やはり現地到着が早朝になるメリット活かし、到着後そのまま人気のモン・サン・ミッシェルに向かうコースなど、フランスを思う存分周遊できる商品が多く販売されている。また、パリからヨーロッパ各都市への同日乗り継ぎも可能なため、パッケージ商品だけではなく、個人旅行者にとってもヨーロッパ旅行の利便性がさらに広がるはずだ。