ターミナルの実力は? (2/6) 東京都心からのアクセス
( 2010年10月13日 )
東京都心からのアクセス
品川、浜松町から最短13分、国際線用駐車場も
新しい国際線旅客ターミナルは、多摩川沿いの国際線地区にあり、東京都心から約15キロメートルの距離に位置している。電車でのアクセスの場合、東京モノレールおよび京浜急行の駅は都心から向かうと、国内線旅客ターミナルの手前になる。京浜急行のエアポート快特で品川から「羽田空港国際線ターミナル駅」まで13分、東京モノレールの空港快速で浜松町から「羽田空港国際線ビル駅」まで13分という近さだ。
ただし、こうした都心からの電車は、深夜早朝には運行がなく、公共交通機関を利用する場合は、東京空港交通株式会社の運行するエアポート・リムジンバスが活躍しそうだ。同社は、新ターミナルの供用開始に伴い、共同運行各社を含めてリムジンバスの運行時間帯を拡大する予定だ(9月17日現在)。深夜早朝発着の国際線に対応するため、現在の各停留所と羽田空港国内線ターミナルを結ぶ便を新国際線ターミナルに延伸させるとともに、深夜早朝時間帯についての運行(一部は国際線ターミナル直行)を開始する。さらに、新たな路線として六本木・恵比寿・白金・芝・汐留エリアのホテルと羽田空港国内線、新国際線を結ぶ路線も新設する。
一方、車を利用する場合には、環状8号線でターミナルへ向かうことになるが、電車と同様にバスやタクシーも国際線旅客ターミナルに先に着くことになる。ターミナルの前には6層7階建ての国際線用の駐車場があり、およそ2,300台が収容可能。国内線ターミナルのP1からP4、それぞれの駐車場とほぼ同じ収容能力が確保されている。