ターミナルの実力は? (5/6) 国内線への乗り継ぎの流れ
( 2010年10月13日 )
国内線への乗り継ぎの流れ
羽田国際化の最大のメリットの一つは、国内線との乗り継ぎによる内際・際内ネットワークの拡大。いわゆる羽田のハブ化だ。このメリットを活かすべく、JALとANAは、国内各地の出発空港で、羽田乗り継ぎの国際線も荷物と一緒にチェックインできるサービスを提供する。帰国後も、乗り継ぎカウンターで荷物を預ければ、手ぶらで国内線ターミナルに移動できるようにした。
さらに、JALは、JALグループ便と提携航空会社を利用する乗り継ぎ客を対象に、空港敷地内を通って両ターミナル間を連絡する乗り継ぎ専用バスの運行を発表している。これにより、内際乗り継ぎのMCT(最小接続時間)を現行の70分から60分に、際内乗り継ぎのMCTを80分から70分に短縮した。ANAの国内線第2ターミナルは、JALの国内線第1ターミナルと比べると遠くなるが、スルーチェックインなどを導入することで、内際乗り継ぎのMCTを80分から70分に縮める(際内乗り継ぎは現行通り80分)。国内線の乗り継ぎカウンターは、一般エリアに出ると右側に設置されてある。
また、TIATでは、国際線ターミナルと国内線ターミナルの間で、無料連絡バスを6分間隔で運行するほか、乗り継ぎ客に対して、両ターミナル間の移動で使える東京モノレールおよび京浜急行の無料チケットを配布する。東京モノレールの場合、空港快速で国際線ターミナル駅と国内線第1ターミナル駅の間は3分、国内線第2ターミナル駅の間は5分。京浜急行は、国際線ターミナル駅と国内線ターミナル駅(10月21日に羽田空港駅から改称)との間を2分で連絡する。