ターミナルの実力は? (6/6) 新国際線ターミナル活用術
新国際線ターミナル活用術
<制限エリア外>
空港エンターテイメント、出発前も楽しみ盛りだくさん
新国際線ターミナルで最も目を引く場所が一般エリアの4階と5階に広がる「E・DO MARKET PLACE」。「Made In Japan〜羽田 only One」をコンセ プトに、商業空間としてだけでなく日本の伝統文化や先進技術を発信する場所として位置づけられている。
4階には江戸情緒を再現した「江戸小路」が広がる。うどん(麺匠の心つくし・つるとんたん)、串揚げ(八丁味噌串の坊)、すき焼き(たか福)、トンカツ(かつ仙)、寿司(ありそ鮨し)、蕎麦(蕎麦前処・二尺五寸)、おでん(銀座おぐ羅)、甘味(京はやしや)などの日本食のほか、イタリアン(ピッツェリア・エッセ・ドゥエ)、フレンチ(Ciel er Terre)、中華(南琳華)、ラーメン(せたが屋)、焼き肉(チャンピオン)などバラエティに富んだダイニングを楽しめる。
また、和コスメ(まかないこすめ)、手ぬぐい(RAAK)、風呂敷(伊兵衛ENVERAAK)など和風アイテムを扱うショップも充実。外国人旅行者を意識した店舗構成だが、ステーショナリーの伊東屋、Maker's Shirt鎌倉など日本人に人気のショップも入る。
制限エリアにも飲食店はあるが、4階のフードコートと小規模なカフェやバーのみ。出国前にしっかりと食事を取りたい場合には、「江戸小路」の飲食店を利用する方がよさそうだ。
このほか、同じフロアーには能楽堂を彷彿とさせる舞台を設置。「江戸舞台」と名付けられたこの場所では、さまざまなエンターテイメントが披露される予定だ。
「TOKYO POP TOWN」と名付けられた5階では、未来の東京・日本文化を発信していく。アニメキャラクターの関連店舗は、日本のサブカルチャーとして外国人に喜ばれそうだ。また、新機軸としてプラネタリウム&カフェも設置した。400万個の星空と高品質な映像、音響で非日常的な空間のなかで軽食も楽しめるという斬新なアイデアだ。
このエリアは、搭乗客だけでなく、一般の人たちも入ることができるので、新たなショッピングスポットとしても注目を集めそうだ。
<制限エリア内>
日本初の免税店ブランド、国際空港としての設備も充実
国際空港の楽しみのひとつは免税店でのショッピング。制限エリアには24店舗が並び、酒、タバコ、香水などを扱う総合免税店4店舗のほか、日本国内では初の免税店出店となるシャネルやロレックスをはじめとする有名ブランドショップが店を構える。
実質的に24時間運営のターミナルとなるだけに、フードコートやラウンジも24時間態勢になる。また、主に国際/国際乗り継ぎ客向けに、仮眠室とシャワールームも設置。どちらも有料で使用することが可能だ。
▽フォトニュース:羽田空港新国際線ターミナルが公開、機能性と「和」を強調