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ローカルに溶け込むイベント、ハロウィン

ライフ&カルチャー:ハワイで本場アメリカのハロウィン体験を
~子供向けイベントから大人のパーティまで各種プログラムが開催~

091015_hwl_01.jpg  日本でも秋の風物として商業施設を中心に、すっかりお馴染みになってきたハロウィンにまつわるイベントや装飾。元々はキリスト教の万聖節の前夜祭として、収穫に感謝し悪霊を追い払うために行なわれる伝統行事だが、宗教的な背景はさておき、日本にいながらにしてアメリカンカルチャーを気軽に体験できる機会となっている。もちろん、ハワイでも賑やかなイベントが各地で開催されるので、本家アメリカならではの雰囲気をぜひ味わってみたいもの。ハロウィン以降も11月の感謝祭、そしてクリスマスへと、ホリデームードに包まれる雰囲気が体験できるのもこの季節らしい楽しみ。現地の人々と触れあう機会にもなるだろう。

   

子供連れならモール内でハロウィン体験を

091015_hwl_02.jpg ハロウィンは10月31日、今年は週末の土曜日にあたる。この時期にハワイを訪れるなら、ぜひハロウィンにまつわるイベントの数々に参加して楽しみたい。

 小さな子供連れでも安心してハロウィン気分を味わえるのが、大型のショッピングモールなどで行なわれる「トリック・オア・トリート」だ。アラモアナセンターでは31日の夕方5時から夜7時まで、モール内の参加店舗で仮装した子供たちにお菓子や小さなおもちゃなどを配るイベントを実施。大人を対象にした「グローンアップ・トリート」も10月31日から11月3日まで実施されるので、大人も一緒にイベントを楽しむことができる。また、[b]ワイキキ[/b]の中心にあるワイキキ・ビーチ・ウォークでも、今年は10月30日、31日に「パンプキン・カービング・コンテスト」を開催するほか、31日の午後4時から夜8時まで、子供たちにチョコレートなどのお菓子を配る「ケイキ・ハロウィン・トリック・オア・トリート」を実施する。

 一方、子供を対象とした仮装コンテストで毎年話題を集めているのが、カハラモールだ。今年は10月29日の夜7時から開催される。ファミリー&グループ、小学生の学年別など年齢ごとにエントリーし、独創性や面白さ、可愛さを競いあう。赤ちゃんや幼児でも参加できるイベントなので、旅の思い出づくりにぴったり。参加登録は夕方6時に受付開始となる。また、同モールの「トリック・オア・トリート」は、31日の夕方6時30分から夜8時まで開催。目印の風船が飾られた店舗でキャンディなどを配布する。モール内にあるオーガニック専門スーパーのホールフーズマーケットでも、「パンプキン・カービング・コンテスト」や12歳以下の子供を対象とした「ウィッチハントゲーム」(店内に隠されたゴーストを探す)など、ハロウィンをテーマにしたイベントを実施するので立ち寄ってみたい。

 地元のファミリーに人気の高いイベントとしては、ビショップ・ミュージアムで10月31日に開催される「トリート・ストリート」がある。今年で22回目を迎える同イベントの今年のテーマは「恐竜」。これは館内で今年9月から開催中の「恐竜展」にちなんだもので、いつものトリック・オア・トリートに加えて、恐竜をイメージしたコスチュームのコンテストや恐竜にまつわるプログラムなどを実施する予定だ。地元の子供たちと一緒に楽しむ"トリック・オア・トリート"体験は、ハワイを旅行中の日本の子供たちにとって、アメリカの生の文化に触れる貴重なひとときとなるはずだ。


観光とともにハロウィン気分を満喫

091015_hwl_03.jpg 小グループや三世代ファミリーには、通常の観光を兼ねてハロウィン気分を味わえる観光施設でのハロウィンをすすめたい。オアフ島のクアロアランチでは、毎年恒例の「第6回ハロウィンコスチューム大会」を10月30日に開催する。時間は午後12時から12時40分までで、当日はスタッフも趣向を凝らしたコスチュームで訪問客を歓迎。仮装して来場すればコンテストに参加できるが、仮装しなくても審査員として参加が可能だ。入賞者は拍手の音の大きさで選ばれ、優勝者には20米ドル、準優勝者には15米ドル、3位には10米ドルの賞金が贈られる。昨年は馬に乗ったカウガールの妖精が優勝を射止めた。参加者のオリジナリティあふれる仮装や演出で、賑やかなハロウィンが楽しめる。 

 また、オプショナルツアーの定番として人気のディナークルーズでも、ハロウィンのイベントを楽しむことが可能だ。アトランティス・アドベンチャーズのクルーズ船ナバテックI号では、10月31日に「ハロウィン・ディナークルーズ」を実施する。船内はハロウィンをイメージした愛嬌あるお化けなどで賑やかに装飾され、仮装したクルーがお菓子を用意して乗客を出迎える。乗客も仮装して乗船できる。波揺れの影響を抑えたハイテク船として知られるナバテックI号だけに、船酔いが心配な高齢者や子供連れにもすすめられるイベントといえるだろう。

 一方、ハロウィンの原点にかえって、お化け屋敷のようなスリリングな体験がしたい人におすすめなのが、ポリネシア・カルチャー・センターで10月2日から31日までの期間限定で催行されているハロウィン・スペシャルイベント「ホーンテッド・ラグーン・カヌーライド」だ。同イベントは期間中の月、水、金、土曜日のみ夕方6時30分以降に実施されるもので、暗闇のなかをカヌーで進んで行くとさまざまなスリル満点の仕掛けが待っているという趣向。通常のライドに加え、ファミリーでも参加できる子供向けの「ケイキ」版も用意されているので、恐怖体験が苦手な人でも安心だ。

 
大人も仮装でパーティ気分に浸る

091015_hwl_04.jpg ハロウィンは、パーティ気分を満喫したい大人のためのイベントにも事欠かない。10月31日のワイキキのカラカウア大通りは、日が落ちるとカラフルなコスチュームで仮装した人々で大いに賑わう。様々なテーマで仮装した人々を見ているだけでも飽きないはずだ。仮装して、クラブやレストランで開催されるコンテストに参加し、ノリのよいローカルやアメリカ人観光客に混ざってステージに上がってみるのも一興。一例をあげるとロイヤル・ハワイアン・センター内にある話題のクラブ「レベル4ナイトクラブ&ウルトララウンジ」では、夜10時から翌朝4時まで「ハロウィン・スリラー・マスカレード・ボール」と題したイベントを実施。マイケル・ジャクソンのそっくりさんによるステージや、賞金1000米ドルのコスチューム・コンテストを開催する。入場料は仮装の場合は10米ドルだが、仮装なしだと20米ドル(21歳以上)。

 また、賑わいでワイキキのカラカウア大通りに引けをとらないのが、マウイ島ラハイナのフロント・ストリート一帯を舞台とするハロウィン・イベントだ。今年は各レストランやバーで独自の仮装コンテストが催される。フロント・ストリートに面した2階のバーに陣取って、カラフルなコスチュームで仮装した人々を上から眺めるのも、ラハイナのハロウィンならではの楽しみ方。早めにバーに足を運んで、ベストポジションを確保したい。

 ローカルとともに楽しむイベントとして最後に紹介したいのが、ハワイ島ヒロの近郊にあるイミロア天文学センターでのイベント「ハロウィン・スプーキー・サイエンスホール・パーティ」。4次元シアターや最先端のプラネタリウムなど、天体ファン注目の同施設で開催される初めてのハロウィン・イベントで、展示ホールでのお化け屋敷の演出や、宇宙や科学をテーマにした特別なアトラクションが用意される。ヒロに滞在中ならぜひ、立ち寄ってみたい。参加料金は大人・子供とも5米ドルで、2歳未満の幼児は無料となっている。

 

今週のハワイ50選
アラモアナセンター(オアフ島)
ワイキキ(オアフ島)
ビショップ・ミュージアム(オアフ島)
クアロアランチ(オアフ島)
ラハイナ(マウイ島)