多彩な作品の宝庫ワイキキ・アート・フェスト
2010年4月 1日
個性が競いあうワイキキ・アート・フェスト
~地元アーティストによる手工芸品のブースでハワイに触れる~

ステージやプレートランチの楽しみも

ワイキキ・アート・フェストではさまざまなイベントを開催しており、今回はバックヤード・ジャムという麻薬撲滅のためのキャン ペーン・イベントが行なわれていた。ステージではライブ・ミュージックが演奏され、ステージのすぐ横に並ぶブースで販売するロコフードやプレートランチを 食べながら、ハワイアンミュージックを楽しむ人たちも大勢いる。このほか、フェイスペイントやクラフト作りに無料で参加できるブースも設営 されており、この周辺はロコの子供たちでにぎわっていた。
手作りジュエリーのブースが充実

そんなブースのひとつ、「プチ・ロココ」ではウェディングやパーティで身につけるような ジュエリーをデザインしている。ブースにいたデザイナーによると「店は持たず、ウェブサイトとワイキキ・アート・フェストで販売している」とのこと。値段 は10米ドル程度の手頃なアクセサリーもある。一方、「ウェーブ・ジュエリー」では、50米ドル前後のシルバー製品を中心にしたイヤリングやネックレスを 売っている。
ブースにいるアーティストたちは、どちらかというと自分たちのデザインを披露するのが楽しいといった雰囲気。商売っ気たっ ぷりではなく、のんびりと日光浴をしながら、ついでに販売しているような感じなので、作品に興味があればアーティストに気軽に話しかけることができる。
自分のカラーを主張するアーティストたち

さらに先に進むと、ハワイの花や海をモチーフにした絵画や バッグ、コア製品を売っているブースがあった。マンゴやククイの木を使って花瓶や置物を作るアーティストのフランシスコ・クレメンテ氏は、スペイン生まれ でハワイに移住。このほかにもウルやコアの木を使った作品を売りに出していた。また、タヒチからハワイに移ってきたジーン・モウアのパレオも、なかなかの 人気。すべてハンドメイドで作られたパレオはその肌触りもすばらしい。
今回、私が見つけたお気に入りのブースは、「ペイント・ザ・タウン」だ。ここではご主人が作った木枠に奥様がひとつひとつ描いた小さな小物入れを売っている。とても手の込んだかわいらしい作品だ。50米ドル前後と少々 値は張るものの、ハワイらしい花の模様はセンスのよいお土産品にもなる。ほかにもハワイのお土産になりそうなアイテムを見つけることができそうだ。
また、この日は出店していなかったものの、地元アーティストのモリス・ナカムラ氏もワイキキ・アート・フェストで絵を展示・販売している。筋ジストロ フィーという難病を抱えながら絵を描き続けており、口に絵筆をくわえて油絵を描いている。その芸術への情熱にはひたすら頭が下がる。そのほか、絶滅危惧種 のモンクシールやウミガメの保護のためボランティア活動をしている写真家などもブースを出しており、撮影した写真の販売を通じて、その実態を伝えようとしている。
参加するアーティストの年齢は20代から90代と幅広く、ハワイにも多くのアート活動をする人たちがいることを改めて実感させ られる。そんなアーティストたちと出会えるワイキキ・アート・フェストは、アートのみならずハワイの今を知る上でも興味深いスポットといえるだろう。
今週のハワイ50選
ワイキキ(オアフ島)
ハワイアンミュージック(全島)
ワイキキ(オアフ島)
ハワイアンミュージック(全島)
取材:堀内章子