旅行業界におけるITソリューションの現状とその活用法 (1/5)
トラベルビジョンITソリューション・セミナー&ワークショップより
「旅行情報の取得は主にウェブサイト」であり、「旅行手配をネットで行なうのはもはや常識」という人が増えている今日、旅行業界も最新のITソリューションの導入を余儀なくされている。オンラインによるビジネス展開を開始したものの、まだまだ活用し切れていない会社も多いのではないだろうか。当社は12月9日、ITソリューションの専門家を招いて『ITソリューションの有効活用で旅行ビジネスが変わる!』と題したセミナーおよびワークショップを開催。旅行業界におけるITソリューションの現状とその活用法を教えてもらった。
>これからのオンラインビジネス、その重要性
>旅行業界こそツイッターを活用できる環境―山敷 隆氏
>魅せる広告、集客につながる広告とは?―鶴本浩司氏
>これからのITソリューション、環境整備の重要性―藤井彰人氏
>今後のオンラインビジネスの発展のための注意事項―篠田不二男氏
これからのオンラインビジネス、その重要性
今回のセミナーでは講師として株式会社山敷広告制作所 代表取締役の山敷隆氏、グーグル株式会社 エンタープライズ部門プロダクトマーケティングマネージャーの藤井彰人氏、株式会社マーケティング・ボイス代表取締役の鶴本浩司氏、そして社団法人日本旅行業協会(JATA)法務・コンプライアンス室の篠田不二男氏の4名が登壇。それぞれ広告、検索エンジン、マーケティングなどの分野でITソリューションに携わっている。セミナーは二部で構成され、これからのデジタル時代の展開やそれに沿った対応の仕方、有効な活用方法などについて話した。
目覚しい速さで日々変化していくインターネット。日本でもその普及率は高く、PC利用だけでなく、携帯電話等の端末利用を含めれば国民の半数以上が日常的に利用している。もはやテレビや雑誌をもしのぐ双方向性をもった情報ツールであり、山敷氏の引用によれば、これからのビジネスにおいて「インターネットを"利用しない"という選択はない。どのように有効活用するかが問題である」。
旅行業界においてもインターネットを利用してビジネス展開をしている企業は多く、すでに宣伝・広告やオンライン旅行代理店が存在する。どのような形にせよ、まずは人目に触れ、自社のウェブサイトにネットユーザーを誘導し、最終的には顧客となってもらうことを目的としていることは間違いなく、そのための方法を探らなくてはならない。