ネット集客の改善技術3 検索結果で上位に表示されるためには (2/2)

SEOとSEM

 それでは検索結果ページの構成を確認していきましょう。図表2のブルーの部分がいわゆる「検索結果」と呼ばれるもので、前述の2030万件のうちのトップ10ということになります。この部分は「検索ロボット(クローラーともいいます)」と呼ばれる検索エンジンのプログラムが世界中のウェブサイトをインデックス(記録)し、独自のアルゴリズム(計算方法)で順位を決定しています。この上位に表示されるような技法が「検索エンジン最適化(SEO)」です。

 SEOには、大きく分けると「内部施策」と「外部施策」があります。簡単に説明すると、内部施策はよく検索されるキーワードと関係性の高いコンテンツがあるかどうか、その記述が適切かなどであり、それによって検索結果に表示される機会の増加や上位表示につなげます。

 一方、外部施策は外部サイトから質のよいリンクがされているかということです。検索ロボットは外部からのリンクを「支持票」とみなして順位決定づけのアルゴリズム(評定方法)のひとつにしていますが、同じ1票でも、主要サイトからのリンクは他の個人ブログよりも重みのある1票と評価します。これが質のよいリンクということになります。そして質のよい外部サイトからのリンクが多いサイトは、そのキーワードに関する有益な情報が多いと評価され、上位表示される可能性が高まるのです。

 当然ながら競合他社もトップページでの結果表示をねらっています。それは10サイトにしか与えられないので、先にあげたようなキーワードだけの対策では容易とはいいがたいのが正直なところです。

 その検索結果を囲むようにあるレッド部分は、キーワードに連動した広告、いわゆる検索連動型広告です。リスティング広告とか、SEM(Search Engine Marketing=検索エンジンマーケティング)と狭義の意味で呼ぶことも増えてきました。次回はこのSEMについてさらに詳しく解説していきます。


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