MICE成否の鍵をにぎるベニューの重要性
日本でもMICEの開催地や会場を「ベニュー」というようになりました。MICEの目的に合ったベニューは、参加者の士気を高め、MICEを成功に導きます。ゆえにベニュー選びは、MICEの成否に直結するといっていいでしょう。今の時代に求められるベニューとは何か、要点をまとめてみました。
■目的に合ったベニューを創造・演出
今、MICEに求められているのは、他には無いユニークなベニューです。マンネリ化を恐れる主催者にとって、参加者に新鮮な感動を与えるベニューは、MICEに必要不可欠な要素といえます。近年では、公共の施設や世界遺産など、世界に2つとないベニューをセッティングすることも可能となりました。最近のトレンドでは、環境にやさしいMICE「グリーン・ミーティング」も注目されており、今後広がりをみせていくことでしょう。
しかし、ベニューはユニークであればいいというわけではありません。MICEの目的に合ったベニューを創出し、かつユニークに演出することで、ホテルのボールルームもオンリーワンのベニューとして活用することができます。ここはミーティング・プランナーやサプライヤーの創意工夫が問われるポイントといえるでしょう。
◆ブルーグリーンミーティング財団:http://www.bluegreenmeetings.org/
■サプライヤーとのコミュニケーションを重視
より良いベニュー選びとは、より良いサプライヤーとの出会いといえるかもしれません。終始一貫、同一の担当者が対応してくれる、主催者の意向をしっかりヒアリングしてくれる、といったサプライヤーであれば、そのMICEに即したベニューがおのずと形作られていくはずです。サプライヤー側は、主催者がどのような成果を目指し、何を期待しているのかを見極めなければなりません。大切なのは、ベニューにおいて主催者と参加者のコミュニケーションの精度を高めることです。スクリーンのサイズ、音響や照明の具合、シャンデリアや柱の位置といった細部に手を抜くと、印象的な演出も台無しになりかねません。主催者との密なるコミュニケーションを通してフレキシブルに対応する、サプライヤーのそんなカスタマー・サービスこそ、MICEの質を高めていく鍵となるでしょう。
ベニューが決定した後は、サイト・インスペクションも重要です。現在はウェブサイトでもベニューの確認やアレンジが可能ですが、データだけでは想像できないトラブルなどを回避するためにも、自らの目でベニューを視察することをおすすめします。
参考資料:MPI Japan(Meeting Professionals International)会長 浅井新介氏のコラムより
■MICEにオススメなホテル(PR)
南仏の明るい太陽が魅力のコートダジュール。その中心都市ニースは、世界各国から旅行者が押し寄せる珠玉のビーチリゾートです。ゲートウェイのニース空港は、パリから2時間おきにフライトが発着し、フライト時間もわずか1時間。空港からニース市内までは、約10分のドライブで到着します。
プロムナード・デ・ザングレに面して建つ伝説のパラスホテル「パレ・ド・ラ・メディテラネ・ニース」は、アール・デコの美しい外観と最新のテクノロジーを融合し、04年にグランドオープンしました。スイートを含む188室の客室、ガストロノミック・レストラン、ピンガラ・バーに加え、本格的なカジノを完備。1000名以上を収容できる「サロン・ヴェニシアン」(スペクタクル・ルーム)により、ニースでもさまざまな演出が可能な大型パーティー、コンファレンス、ショーなどの開催が評判になっています。なかでも、テラスでのカクテルパーティーやカジノを貸し切って行うガラディナー(700名)が人気。美しいビーチとスーパー・ラグジュアリーなホテルを舞台に、ニースでのMICEを幾通りにもアレンジすることができます。
パレ・ド・ラ・メディテラネ・ニース
http://palais.concorde-hotels.jp/jp/
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個性豊かなラグジュアリーホテルで価値あるMICEを印象的に
コンコルドホテル&リゾート
〒102-0083
東京都千代田区麹町2-2-31 麹町サンライズビル10階
TEL:03-3262-1042 FAX:03-3262-1043
ウェブサイト:http://www.concorde-hotels.jp/jp/
バリ島ヌサドゥア地区、タンジュンべノアのビーチ沿いに建つバリ トロピック リゾート&スパは、日本ではまだあまり知られていない名門ホテル。伝統的なバリスタイルの同施設は今、欧州からMICEリゾートとして注目されています。その理由として、バリでは珍しいオールインクルーシブのスタイルで、客室のバリエーションや大小ボールルームの完備など、オーガナイザーにとって魅力的な要素がそろっていることが挙げられます。
素材にこだわる質の高い食事を毎日3回楽しめるほか、料金にはアフタヌ―ンティーやアルコール類もすべて込み。夕刻のエンターテイメントやスポーツ施設の利用、アクティビティーの多くも無料で利用でき、リゾートライフを心ゆくまで楽しめるのも魅力です。
客室カテゴリーは4タイプで、VIPにはバンガロースイートを振り分けるのも一案。最大のボールルーム「アドリカラン」(300㎡)は一度に220名を収容でき、グループの規模に合わせて3分割利用も可能。ロビーでのカクテルやコーヒーブレイクのアレンジ、各種機材やネット接続といった設備も万全です。
バリ トロピック ホテル グループ 東京オフィス
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