海外修学旅行の第一条件は“安心感”。安心して学べる環境が、海外修学旅行を成功させるポイントになる。オーストラリアは治安が良いだけでなく、衛生面・医療面においても世界高水準。日本と同じように水道水が飲めるほか、食事などの衛生面も万全だ。また、医療施設も充実しており、日本語が通じる病院も至る所にあるので、万一の際も安心して治療を受けることができる。
オーストラリアと日本との時差は東部のシドニー、ゴールドコーストなどは+1時間、西部のパースなどは-1時間。日本での生活サイクルを保ったまま初日から元気いっぱい動き回ることができる。有意義で、思い出深い修学旅行は、まず健康から。時差の少ないオーストラリアなら、意欲的にスケジュールをこなすことができる。なお、夏時間を採用している州もあるので注意が必要。
南半球に位置するオーストラリアは、四季が日本とは正反対。そのうえ広大な国土の大部分は日本より赤道に近いため、温暖な気候となっている。また、地域によって気候もだいぶ異なる。亜熱帯の北部では1〜3月は雨期になるが、温帯の南部では1年を通じて快適に過ごせる。大陸中央部は夏には40℃近くに上がるなど、その国土の広さが実感できる。
さまざまな魅力を秘めたオーストラリアは、まさに感動の宝庫。広大な大地に広がる美しい自然、ここでしか出会えない動植物、そして、その壮大な自然や文化はユネスコの「世界遺産」として登録されている。地球の歴史に触れることによって育まれる自然保護の精神と豊かな情操は、意義のある修学旅行にふさわしい数々のテーマを提供してくれる。
イギリスの植民地だったオーストラリアは、英語が母国語として使われている。イギリスやアメリカに比べてオーストラリア英語がわかりやすいと言われるの は、1つの国に多様な民族が集まる多民族国家ゆえ。言葉の違う民族同士が、よりコミュニケーションを図るためにわかりやすい英語が使われるようになった。世界に通用する生きた英語が学べるのがオーストラリア。積極的に話しかけることで、自然なコミュニケーションを図ることができる。
オーストラリアは古くから多様な民族を受け入れ、さまざまな文化が1つに溶け合った独自の文化を創り上げてきた。オーストラリアの首都を巡ったり、ホームステイやファームステイを通じて多くの人と触れ合うことは、おおらかな魅力とそこに息づく平等の精神に触れること。単一民族である日本人にとって、多民族・多文化国家であるオーストラリアでの滞在は、国際交流がますます盛んになるこれからの社会を生きるためにも貴重な体験になるはず。
アジアの一員として日本との交流が盛んで、親日家が多いこともオーストラリアの魅力。オーストラリア政府は言語支援プログラムとして日本語、インドネシア語、韓国語、中国語のアジア諸国の言語を重視。なかでも日本語教育熱は際立って高く、選択科目として日本語を学ぶ学生が群を抜いている。日本語を話せるオーストラリア人も多いので、温かな交流を図ることができる。
ケアンズまでは日本・ハワイ間と同じわずか7時間。シドニーまでは約9時間。短い飛行時間で、ユニ ークな環境が広がる南半球へ。意外に近くにありながら、オーストラリアには珍しい動物やスケールの大きい自然がいっぱい。日本では得られない体験や感動に出会うことができる。