知る・学ぶ

高校教育

高校教育オーストラリアで高等教育に当たるのは、総合大学と専門分野の技術養成などを行う高等職業専門学校(TAFE)。大学では個性豊かな独自のカリキュラムが組まれ、TAFEでは各分野に分かれて実践的で専門性の高い教育が行われている。

総合大学

オーストラリアには公立、私立合わせて39の大学があり、公立は基本的に連邦政府直轄下に置かれている。それぞれ独自の制度や方針を採用し、個性的なカリキュラムを組んでいる大学が多い。各大学では国際的な提携にも熱心で、個々の研究協力や他国の大学における共同計画など、多方面で友好関係を締結。特に、アジア太平洋地域の教育機関との促進に努めている。
就学期間は、専攻する学部によって異なるが3~5年まで。ほとんどの大学では、大学院レベルの教育を提供している。
大学に入るための入試試験はない。中等教育の後期課程修了時に行われる試験の成績とこれまでの学業成績の結果から、進学できる大学が決まるシステムとなっている。

高等職業専門学校(TAFE)

専門分野の技術習得などを目的に職業訓練を行う専門学校VET(Vocational Education and Training)が政府によって行われ、その中で州政府によって運営されているのが高等職業専門学校(TAFE=Technical and Further Education)。
情報産業・応用デザインサービス、第一次産業・観光・接客サービス、製造・建設・運輸サービス、ヒューマンサービス、ビジネスサービスなどの分野に分かれ、それぞれのカテゴリー内にホテルやレストラン経営、観光、通訳、スポーツ指導、ホスピタリティなど多彩なコースが用意されている。
TAFEでは、より実践的な教育プログラムが組まれており、理論的な講義のみならず、体験学習が多く取り入れられている。産業各界とも協議を重ね、学校を卒業した生徒が企業の即戦力になれるよう、より専門的な教育現場を提供する。

各州のTAFE情報サイト



ページトップへ