パヌルル国立公園
パヌルル国立公園は西オーストラリア州の最北部キンバリー地区にあり、1982年まで、アボリジニの人々以外、その存在を知らなかったという秘境だ。その象徴になっているのが、アボリジニの言葉で砂岩を意味するバングル・バングル。いくつもの岩が連なった奇岩群で、約3億5000年前に山から流れる川の下流に砂が堆積し、砂岩が地殻変動に合わせて成長した結果、現在のような珍しい景観になったといわれている。
なかでも、灰褐色とオレンジ色のストライプ模様が交互に見られるビーハイブ(蜂の巣)は、4万5000haにわたって自然の造形美を作り出し、そのスケールには圧倒される。灰褐色の部分はシアノバクテリア(単細胞の光合成生物)によって固くなり、オレンジの部分は鉄やマンガンが錆びて変化したもの。奇岩群の保水性は高く、砂漠地帯でありながら周囲には植物も群生する。
なかでも、灰褐色とオレンジ色のストライプ模様が交互に見られるビーハイブ(蜂の巣)は、4万5000haにわたって自然の造形美を作り出し、そのスケールには圧倒される。灰褐色の部分はシアノバクテリア(単細胞の光合成生物)によって固くなり、オレンジの部分は鉄やマンガンが錆びて変化したもの。奇岩群の保水性は高く、砂漠地帯でありながら周囲には植物も群生する。
西オーストラリア州北部。カナナラの南約300km。
パースから国内線でカナナラへ。カナナラから4DWや遊覧飛行などのツアーを利用する。カナナラから空路または車で5時間。
4~10月。雨季は立ち入り禁止。
自然遺産