「企業団体旅行のデスティネーションは香港」アクセス良好で2泊3日でも充実

日本と香港の犯罪率比較  燃油の高騰、不況などで海外への日本人渡航者が減少する中、2006年からの5年間、香港への社員旅行・報奨旅行が人気を博している。香港政府観光局によると、毎年500~2千数百名の企業団体が7~8件程度、香港を行き先に決定しているといい、2010年も企業団体旅行は好調だ。「デスティネーションは香港に」と決める企業が多いのはなぜだろうか。

 大きな理由のひとつに、その近さとアクセスのよさがある。日本全国から香港へのノンストップ便は週140便(2010年4月現在)。台北や韓国経由も含めればどのエリアからも同日着が可能だ。フライト時間は約4時間。初日からイベントを組み込め、2泊3日でも充実した滞在を実現できる。また、4月1日より燃油サーチャージを値上げした航空会社も多く、往復だと米国本土(米系)やロンドン(BA)は2万1千円、シンガポール(SQ)が1万5千円、ハワイ(JL)1万2千円となっているが、香港は4月以降も往復5千円(CX/KA/UO/JL/NH/DL)。滞在日数もコストも抑えることができるのだ。

 そしてもうひとつ、安全面も忘れてはいけない。香港の犯罪率は日本よりも低く、治安がいい。政情も安定しており、社員を連れていく企業にとっても安心だ。食に対する安全基準が高いのもオーガナイザーにはポイントが高いのではないだろうか。

日本から香港への大型企業団体旅行(2010年確定分)
1~2月 化粧品 1,800名
2月 化粧品 600名
4月 化粧品・健康食品 800名
4~6月 結婚式場・葬祭業 600名
7月 貿易 4,000名
9月 製造業 2,500名
12月 化粧品・健康食品 500名

ビジネス・イベントを成功へ導く8つのメリット

 オーガナイザーや参加者に最も魅力的なのは「特別感」や「そのデスティネーションらしさ」を演出したプランである。香港が企業団体旅行に人気を博している理由はここにある。香港ならではの特別なパーティーや式典の会場が数多く、演出にも事欠かないのだ。それに加え、食事やショッピングといったフリンジも充実しているため、参加者の満足度も非常に高い。
「香港ならでは」の団体向け特別プランの一例を紹介する。

 

特別感

 特別感溢れるパーティープランならテーマパークや会員制クラブ、そして一泊クルーズがお勧めだ。

 「香港ディズニーランド」の団体向けパーティープランは人数に応じてさまざまに利用できる。香港ディズニーランド・ホテルの宴会場でのディズニーらしいパーティー(24~600名)や、パーク内のメインストリートUSA駅を貸し切り毎晩8時に上がる花火を見ながらのカクテルパーティー(200名まで)などは思い出深い体験になるだろう。また、パーク内レストランの貸切(100~800名)や、パークの一部または全園貸切(500~5000名以上)も可能。自分たちのファンクションにディズニー・キャラクターを呼ぶこともでき、特別プランには事欠かない。もう一つのテーマパーク「オーシャンパーク」のパンダ舎の前を貸し切る朝食プラン(36~40名向け)もユニークでおもしろい。

 英国領時代の流れをくむ格調高い会員制クラブでも、海外からの団体なら食事会やカクテルパーティー、アフタヌーンティーなどの開催が可能になる。また、競馬場にも会員制フロアがあり、VIPルームで優雅に観戦しながら食事を楽しめる(10~160名向き)。いずれも非会員は通常立ち入れない施設なので、特別感は格別だ。

 旅のハイライトに5万トンの大型客船「スーパースター・アクエリアス号」での一泊クルーズも人気だ。カジノやショー、レストランやプールなど、船内施設も充実。夜8時から翌朝8時ごろまで、一泊だけのプランなので社員旅行・報奨旅行の日程にも組み込みやすい。

 

香港らしさ

 香港といえば、まず思い浮かぶのは100万ドルといわれる「夜景」と究極の「グルメ」。これらの香港らしい要素を上手く活かしてプランを組むと参加者の満足度も上がる。ビクトリア湾の夜景が楽しめる2隻の周遊クルーズは貸切(80名と120名収容)に対応しているほか、貸切専用のフェリー(35~600名収容)も数多い。ギネス記録にもなった毎晩8時からの世界最大のライトアップショー「シンフォニー・オブ・ライツ」を湾上から間近に眺めるのも一興だ。

 360度のパノラマがすばらしいピークタワーの展望台は、半分まで団体貸切りが可能(120~220名向き)。タワー内のレストランからケータリングもできる。

 ネーザン・ロードにきらめくネオンサイン群も二階建てのオープントップバスを貸し切れば、自分たちだけで思うように楽しめる(43名まで)。

 グルメにこだわりたい団体にお勧めしたいのは、ミシュランガイドで星を獲得したレストランでの食事プランだ。『ミシュランガイド 香港・マカオ』の2010年版では42のレストランが星を獲得。チョイスも多い。また、星に輝いたカオルーン・シャングリラの「香宮」とランガムプレイスモンコック香港の「明閣」では団体向けに料理クラスも開催しており、チームビルディングなどにも活用できそうだ。

 

新素材もお目見え! ベニューもプランもさらに充実

 昨年末にオープンしたばかりの「1881ヘリテージ」は旧香港水上警察総本部として利用していたビルをリニューアルして新たにオープンした複合施設。ここではノスタルジックな雰囲気の中、団体でアフタヌーンティーを楽しむことができる(200名まで)。

 また、今年後半にオープン予定の「インターナショナル・コマースセンター(ICC)」は世界で3番目に高い118階建てとなる高層ビルだ。100階には800人収容の展望デッキがあり、ここでもパーティーが可能となる。102~118階に入居予定のリッツ・カールトンホテルは来年末に、高層階から夜景が楽しめる宴会場はオープン間近だ。

 さらに、2013年には旧空港跡地に「カイタッククルーズターミナル」が開港、2014年には「香港ディズニーランド」に3つの新しいテーマランドがオープン予定と、新スポットのオープンは続く。まだまだ香港から目が離せそうにない。

企業旅行をお得に! 香港バリュープラスキャンペーン

港政府観光局が企業団体旅行をバックアップ 様々なサポートが受けられる香港バリュー プラスキャンペーンをご利用ください! 香港に1泊以上する20名以上の企業団体旅行には、香港バリュープラスキャンペーンの利用でお得な特典がついてくる。

 参加者全員に香港政府観光局の公式ガイドブック、シティマップ、そして昨年よりレジ袋が有料になったことを受け、mehkオリジナルエコバッグをプレゼント(送料無料)。さらに、香港(マカオ、シンセン除く)に2泊以上滞在する50名以上のグループには、カンフーショーや中国獅子舞、空港での歓迎メッセージなども無料提供してくれる。

 申し込みは簡単。下記ホームページでオンライン申し込み、または専用申込書をファックスするだけ。キャンペーンの対象は2011年3月31日出発分まで。
http://www.DiscoverHongKong.com/jpn/attractions/valueplus.html

MICE専任スタッフ常駐! 香港政府観光局の上手な活用法

MICE のことは、mehk 専任 スタッフまで ご連絡下さい 今年2年目を迎えた香港政府観光局内のMICE専門部署「ミーティング&エキシビション香港(mehk)」。東京、大阪オフィスにはそれぞれMICE専任スタッフがおり、企業団体旅行のプランニングに重要なパーティー、式典、チームビルディング、視察地などのアイディアを提供してくれる。これらのプランは「香港MICEガイド」やMICE専門ウェブでも紹介されている。配布資料やディスプレイ用品、画像・動画などの提供も行っており、国際会議や展示会・見本市に関する問い合わせも可能。MICE全般で困ったことがあれば、気軽に問い合わせたい。

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*各オフィスにはMICE資料のコーナーあり。