スタンダードが「上級」 大型グループも受け入れ OK

聖ポール天主堂跡  もともとポルトガルの植民地としてお隣の香港と同様に独特な文化を育んできたマカオ。中国による1国2制度での国家管理体制の下安定した政治体制で世界でも犯罪率が低い国のひとつだ。観光地として栄えてきたことから、人々は豊かでホスピタリティにあふれ、非常にフレンドリー。どこへ行っても笑顔で気持ちのいい対応をしてくれる。

 宿泊やイベント会場として利用できる施設も数多く、2009年現在の総部屋数は18,700室。さらにコタイ地区には2011年の完成を目指し大型ホテルゾーンが建設中で、マンダリン・オリエンタル(230室)、サンズグループ(シャングリ・ラ、シェラトン、トレイダーズ、セント・レジス)(3,700室)、ギャラクシーグループ(ギャラクシー、オークラ、バンヤツリー)(2,200室)、ラッフルズ・スイス・フェアモント(1,500室)など、5ツ星ホテルばかり全部で7,500室超が新たにオープン予定だ。数千人規模の対応ができるベニューが揃っており、実際にこれまでも1,800名、3,000名という受け入れをしてきた実績がある。この人数だからこそ、宿泊、イベントともに同じべニューでまかなうことができ、ひとつの会社の担当者と話をするだけで済むというのはオーガナイザーにとってこのうえない利便性の高さではないだろうか。

グランド・ハイアットのクラブ・デラックス・ ツイン・ルーム そしてもうひとつ、“ドレスアップして遊びに来る場所”であるマカオでは、宿泊施設はどこも大変豪華である。デラックスからスタンダードの部屋のクオリティがほかの国と比べて高く、スタンダードがすでに上級クラスとされる内装だ。社員研修などでも全員が豪華体験できるとあって、非常に満足度の高い滞在が約束される。豪華体験を希望する企業には特に、マカオが最適である。

 

日本からのアクセス良好 直行便が成田にも就航

待望の成田乗り入れが実現したマカオ航空 アクセスのよさもマカオのうれしいポイントのひとつだ。マカオ航空が今年3月28日に成田空港に就航したことで、マカオへの直行便は関空発の週5便にさらに週3便が増えた。マカオへの直行便がほぼ倍増したうえ、香港経由でのアクセスをカウントすると日本各地から週150便以上がアクセスすることになる。平均飛行時間は約4時間。どのエリアからアクセスしても同日着はもちろん、同じような時間帯で到着するので到着日から足並みをそろえた行動ができるのもうれしい。

香港から飛行機で 45分、フェリーでも 60分と、マカオは絶好のアクセスを誇る 現在のところ、香港の国際空港からマカオまではフェリーを利用するが、その所要時間も40分程度。香港空港のゲートからスカイピア(フェリー乗り場)にシャトルが直結しており、手間は香港市内へ行くのとさほど変わらない。大人数の場合は荷物だけを運ぶ船をチャーターするなど要領がよく、安心だ。これまで大型団体でもロストバゲッジなどの不手際もなく、好評を博している。エア・マカオによる地方空港からのチャーター便のアレンジも可能で、昨年だけでも15地方都市からマカオに“直行”の実績を持つ。

 さらに2015年には海上に橋が架かる予定で、マカオまで車でのアクセスも可能になるという。そうなれば立地的に香港市街よりもマカオへ来るほうが早いということにもなり、ますますマカオが近くなるだろう。

 また、2013年には市内にモノレールが完成予定で、市内の渋滞が緩和されることが期待される。自由時間などに要領よく時間を過ごすことができ、ますます充実した旅になることは間違いない。

グランド・ハイアットのグランド・ボールルーム・シアター 会議・イベント用会場とアレンジメント業者が充実していることもMICEにおすすめの理由のひとつだ。会場にはマカオ文化センター(1,114人収容)、マカオタワー コンベンション&エンターテイメント センター(550人)、またちょっと目先の違うところではマカオ フィッシューマンズ・ワーフ(3,000人)などもおすすめだ。もちろん、各ホテルの会議室や宴会場でもさまざまなイベントを開催することが可能だ。

 イベントの際には企業向けギフト、デザイン・デイスプレイ、エンターテイメント、通訳サービスなど、アレンジメント業者の行うサービスは幅広い。オリジナリティあふれるイベント企画にも対応できるので、ユニークで思い出深いMICEを実現することができるだろう。

 

素材紹介

 豪華で満足度の高いベニューというハード面に加え、マカオでは現地アクティビティのソフト面もさまざまだ。自由時間をたっぷり取ってもいいし、チームビルディングや親睦のために全員で体験してもよさそうだ。

世界文化遺産
 22の歴史的建築物と8箇所の広場を含めた「マカオ歴史市街地区」は世界文化遺産に指定されている。スタンプラリーなど参加者全員でのアクティビティや、自由時間にそれぞれが町散策をしたりと楽しみ方はさまざまだ。
セドナ広場
歴史の街
 西洋と東洋、そして日本をつなぐ歴史の街――「アジアカルチャーリゾート」と呼ばれるマカオ。中国風の商店やお土産物屋が集中する「十月初五日街」や食堂や遊郭街の「福隆新街」、また郊外でもノスタルジックな漁村や民家を見ることができる。
マカオらしい町並みが続く福隆新街
カジノ
 マカオの代表的なエンターテイメントといえば、カジノ。豪華に着飾ってでかける大人の遊びは、インセンティブにぴったりのゴージャス感だ。ホテルに併設されており、パーティーなどのイベントの後に皆で繰り出して雰囲気を楽しみたい。
豪華絢爛なカジノ
ショッピング
 「シルク・ドゥ・ソレイユ」を代表とする常設のエンターテイメント劇場のほか、今年9月16日には、シティー・オブ・ドリームに併設された「ハウス オブ ダンシング ウォーター」もオープンする予定だ。
常設公演中のシルク・ドゥ・ソレイユ
エンターテイメント
 110以上のブランドショップが入居する「DFSギャラリア・マカオ」はアジア最大を誇る規模。また、昨年12月にはMGMに併設の「ワン・セントラル」ショッピング・モールが完成し、ますます充実したショッピングが楽しめるようになっている。
DFS ギャラリア・マカオ
グルメ
 さまざまな食文化が混ざり合い、ポルトガル料理、中国料理、マカオ料理と飽きのこないバラエティがマカオの魅力。近年発行された『ミシュランガイド 香港・マカオ』では8つのレストランが星を獲得しており、グルメがテーマの旅も思いのままだ。
バラエティの豊かさがポイントの 1 つ
フェステイバルやイベント
 マカオでは年間をとおして多くのフェスティバルやイベントが開催される。各種イベントにMICE開催を合わせれば、エキサイティングでより魅力的な旅となるだろう。特にマカオマラソンは年々人気が上がっており、昨年は日本からの参加者が220人を記録、今年はより多くの参加者が期待されている。2010年は12月5日に開催予定。
フェスティバルやイベント
主なイベントは以下の通り
  • マカオ芸術祭(3~5月)
  • ドラゴンボート・フェステイバル(5~6月)
  • マカオ国際花火大会(9~10月)
  • マカオ国際音楽会(10~11月)
  • マカオグランプリ(11月)
  • マカオ国際マラソン(12月)
 

MICE専任スタッフ常駐! 香港政府観光局の上手な活用法

 マカオ政府はマカオをビジネスツーリズムのデスティネーションとして世界的に位置づける計画を策定し、その一環として2006年4月、マカオ観光局内にMICE専門部署の「マカオ・ビジネス・ツーリズム・センター」を開設。MICEにワンストップで対応する体制を整えた。

 それに伴い、日本のマカオ観光局内にもMICE専門の担当スタッフを2人配置し、各企業や旅行会社からの問い合わせ等の対応に当たっている。また、MICEに関する情報の提供、資料、セミナー等の活動を行っているので、企画アイデアやベニューの詳細など、どんなことでも気軽に相談・利用したい。

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