ヨーロッパだからこそ、の利点 バラエティに富んでチョイスいろいろ

チューリヒへ唯一の直行便 スイス インターナショナル エアラインズ アルプスという強力な観光素材を持つスイスは、企業団体旅行に適した条件をもすべて兼ね備えている。日本からスイスへの直行便は成田発スイス インターナショナル エアラインズのみだが、フランスやドイツなどの周辺諸国からのアクセスが非常に良いため、実際に利用できる便数は多い。隣国で開催される見本市などに参加した後、スイスでアクティビティを楽しむといったプランも人気が高い。
 永世中立国ゆえ、治安のいいことでもよく知られており、参加者の身の安全は心配するに及ばない。自由時間にも心からゆったりとリラックスしてのびのびと滞在を楽しむことができる。
 それに、九州ほどの国土面積でありながら、スイスにはドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏と大きく分けて3つの文化圏があることから、訪れる場所によってまったく異なる文化体験ができることも利点のひとつ。言葉だけでなく、料理から建物のたたずまいまですべてが異なるので、ヨーロッパを凝縮したスイスだけで「ミニチュアヨーロッパ」と異名をとるほどだ。ひとつの国でさまざまに文化体験ができるので、参加者を飽きさせることがないだろう。

 夏以外にもまだ雪が残り花々が芽吹く春、黄葉やジビエが楽しめる秋、クリスマスマーケットやウィンタースポーツが充実している冬など、一年を通じて楽しめるのもうれしいところだ。

ホスピタリティの高さに自信 スイスならではの体験を

 スイスでのMICE開催に際し、注目したいのは現地スタッフのホスピタリティの高さだ。スイス南西部に位置するローザンヌには世界的に有名なホテル学校があり、卒業生の多くは国内外の最高級ホテルの総支配人などを務めるサービス・接客業の達人ばかり。ホスピタリティはヨーロッパのほかの国々と比べ群を抜いて高く、本家本元で究極の体験をすることができ、満足度の高い滞在となることは想像に難くない。

 また、息を呑むばかりの雄大な自然鑑賞とユニークな施設利用によるイベント開催もスイスならではの体験だが、自然保護の観点から行われる環境への配慮が完璧になされた設備を見学するのも忘れてはならない。大自然が最大の「売り」であるスイスには、自然エネルギー、環境保全関連の施設など、近年特に関心が高まっている環境分野の視察素材が非常に多い。ほかにも町全体で環境保護に取り組んでいるところも多く、自治体の視察や企業の研修には最適だ。マッターホルン、ユングフラウ3山、ベルニナアルプスなどスイス三大名峰といった観光のハイライトを訪れた際、同時に環境を学ぶ、そんな堅苦しくないテクニカル・ビジットが可能だ。

ユングフラウヨッホ

世界自然遺産エリアにあるスフィンクス展望台 ヨーロッパ最高所にある鉄道駅(3,454m)で、「トップ・オブ・ヨーロッパ」の名で知られる展望台を併設。水の供給と汚水処理、廃棄物処理方法、ヒーティング・クーリングシステムのほか、自衛消防隊など、高地におけるリスクマネジメントといった内容の視察が可能だ。企業視察団体にはガイド付きの“舞台裏ツアー”を行い、普段見られない設備の数々を見学させてくれる。

 

ツェルマット

ソーラーパネルで覆われた通称「山のクリスタル」モンテローザ・ヒュッテ ヨーロッパで最も標高の高い場所にある展望台「マッターホルン・グレッシャー・パラダイス」(3,818m)。展望台には世界最高所に位置するレストランがあり、氷河と万年雪に覆われたアルプスのパノラマを楽しむことができる。レストランは環境に配慮した高地建築としてエコ施設の認定を受けており、宿泊も可能。また、マッターホルン登頂を目指す登山者のための宿泊施設「モンテローザ・ヒュッテ」(2,883m)も90%のエネルギーを太陽熱などでまかなうというプロジェクトのもとに運営されている。

サースフェー

氷河とアルプスに囲まれた素朴な山村 サースフェー ツェルマットの隣町、谷間に位置する小さな村。世界の環境意識が高まるずっと前の1951年から緊急車輌を除くガソリン車の入村を禁止し、代わりに電気自動車が村を走る。ごみ処理にも非常に厳しい規制を設けているため、住民の生活スタイルは「ごみを出さない」ことに徹底している。山頂の観光客向けレストランで出るごみや汚水の処理方法も独特。この村のほかにも車の乗り入れを禁止したカーフリーリゾートがスイス各地に8箇所ある。

 

サン・モリッツ

線路側面にソーラーパネルがあるピッツネイル展望台行きケーブルカー 冬場は世界のセレブが集まる高級リゾートと化すサン・モリッツは過去に2度のオリンピックが開催されたことで知られる。ここでは2003年より「クリーンエナジー・サンモリッツ・プロジェクト」が始まり、電力を水力、風力、太陽熱やバイオガスなどのクリーンエネルギーだけでまかなう試みがされている。ツアーに参加すれば、発電所やケーブルカーの線路側面に設置されたソーラーシステムなどの見学が可能。また周囲の環境に配慮して作られた世界遺産のレーティッシュ鉄道路線も興味深い。

 

ミネルギー住宅

マッターホルン・グレッシャー・パラダイス展望台レストラン スイスの登録商標で、光熱費を従来の半分以下に抑えた省エネ建築基準のこと。「ミネルギー」は「ミニマム・エネルギー消費」から生まれた言葉である。マッターホルン・グレッシャー・パラダイスのレストランもその認定を受けているほか、スイス各地にこの認定を受けた住宅や施設が多数ある。断熱性や換気方法、エネルギー再利用方法などの優れた技術と、居住者や施設利用者のための快適性が融合した理想の建築物を見ることができる。

 

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 優雅な湖畔のリゾート地として知られるレマン湖地方には、ユニークなべニューが集中している。スイスならではの素材の一部を紹介する。

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レマン湖を見下ろす絶好のロケーション オリンピック・ミュージアム ローザンヌに設置された国際オリンピック委員会の近くにはオリンピック・ミュージアムがあり、歴代オリンピック大会のメダルや実際に選手が使用した道具やウェア、ビデオアーカイブなどを見学することができる。最上階にはテラスレストランがあり、貸切りも可能。ここではミニオリンピック大会といったコンペティションでチームビルディングを図るのがおもしろそう。スイス在住の元メダリストを招待してメダル授与といった趣向を取り入れることもでき、思い出深いMICEとなることは請け合い。

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中世の町並みが残るグリュイエールの旧市街 スイスを代表するチーズのひとつ、グリュイエール・チーズの産地、グリュイエール。山と牧草地帯に囲まれ、中世の町並みが残る美しい小さな村だが、旧市街のメインストリートを利用してイベントを開催することができる。人数によっては村全体を貸切って、パレードやブースの設営をすることが可能。もちろん、チーズ工場の見学もでき、工場併設のレストランでチーズを使った料理をいただく楽しみもある。

環境以外にも、スイスには永世中立国ならではのユニークな視察素材がそろっている。国連欧州本部や国際赤十字・赤新月博物館のほか、核シェルターなどの民間防衛施設、さらにはプライベートバンクや時計、建築、デザインなど幅広い分野において視察可能。 詳しくはウェブサイトからマニュアルをダウンロードすることができる。
http://www.myswiss.jp/jp/page-Footer-Trade-316443.html

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